1章~初めての戦い~俺の名前は「冠・冠(かんむり・かん)」。僕の父さん「冠・鞠緒(かんむり・まりお)」はGyagoo城の王だったが、2年前悪の手先「舅(きゅう)」にさらわれ、今は僕が王になった。そこで僕の父さんを助けるため、マッチョ伊藤、夢有(むー)を従え旅に出る事になったのだ。 だが、旅に出た瞬間むー、伊藤ペアが裏切りを起こしたと思いむーと伊藤を殺しかけたのだった。そして3人は再び旅に出たのだった。 冠「何で、何で僕を襲ったりしたのさ!」 冠はこの前冠を襲った事を聞いた。 むー「お前の器をはかるため。そう冠の力をためした。」 伊藤「むーさんは冠王が何か秘められた力を持っていると予想したんです。それがこの前見事的中したんです。」 あのときだ。冠が剣を一振りした途端に風の刃が伊藤とむーに直撃して二人を殺しかけたのだ。 むー「あの時はマジで殺されるかと思ったぜ。」 冠は無理矢理笑った。 冠「でも本気で僕を殺そうとするなんて・・・。」 むー「そうでもしなきゃお前がその秘められた力とやらを出せないと思ってな。だが、あの技は本当に大変なときにしか使うなよ。360度全体に風の刃を飛ばしたら俺達まで吹き飛んじまう。」 冠「わかってるよそれくらい。」 伊藤「皆止まって!この先にはダークエンペラーと言って舅がしもべにした兵士達がうろついてるから。」 ダークエンペラー。冠にとっては懐かしい名前だ。 2年前冠の父親を救出しようと脱走をしてみたが見事にこのダークエンペラーに追い掛け回され死に掛けたのだ。 むー「マッチョ伊藤はこの地形には詳しいな。」 伊藤「何年ここに居たと思ってるんですか!」 冠「さっさとダークエンペラーを倒して先に進もうよ!戦いたくてうずうずしているんだ!」 伊藤は小さな声でむーに話しかけた。 伊藤(私達の戦いのおかげで冠王も自信がついたようですね。) むー(まぁーな。あいつも楽しそうだ。この先が楽しみだ。) むーは満面な笑を浮かべで3人でGyagoo城の領地を抜ける森へと向かっていった。 その時大きな声がした。 エンペラー「餓鬼ども3匹この森へ侵入した!」 50人ほどだろうか。ダークエンペラーが現れた。 むー「決して気を抜くなよ!下手したら死ぬぞ。そして冠!あの技は使うなよ。」 冠「わかってるって。」 そして、戦いが始まった。50人VS3人と言う過酷な挑戦。 だが3人は負ける気がしなかったのだ。 |